【中学英文法・高校受験英文法解説】3単現のs(動詞にsをつける)~sのつけ方と文の作り方~

3単現のsとは?

3単現とは3人称単数現在形の略です。主語が3人称で数が単数(1つ)、そして現在を表すときに、動詞にsをつけるというルールです。人称代名詞の項目で確認しましたが、3人称とはI, we, you以外のすべての名詞です。つまり、主語が単数(1つ)で<I>でも<you>でもなければ、動詞にはsをつけます

He plays tennis. 「彼はテニスをする」
They play tennis. 「彼らはテニスをする」

※Theyは3人称でも複数なのでsはつかない!!

The dog runs fast. 「その犬は速く走る」
The dogs run fast. 「その犬たちは速く走る」

※dogsは3人称でも複数なのでsはつかない!!

sのつけ方

語尾がs, o, x, sh, ch…sではなくesをつける

pass→passes

go→goes

mix→mixes

wash→washes

watch→watches

※名詞を複数形にする場合、語尾が<o>であれば<pianos>タイプと<tomatoes>タイプの2通りがあったが、動詞の場合は語尾が<o>であれば<goes>のように<~es>をつける。

語尾が<子音字+y>…yをiに変えてesをつける

 ※子音字…母音字(a, i, u, e, o)以外の文字

study→studies

try→tries

 ※<母音字+y>の場合はふつうにsをつける

buy→buys

不規則に変化するもの(暗記

have→has

上記以外…sをつける

know→knows

play→plays

発音の仕方は名詞の複数形①で確認したものと同じです。

3単現のsのついた動詞の文の作り方

主語が3人称単数の場合は動詞にsをつける。

I play tennis.「私はテニスをする」
He plays tennis.「彼はテニスをする」

否定文の作り方

3単現のsがついている動詞を否定文にするには<【主語】+does not+動詞の原形~.>という形にします。<does not>の短縮形は<doesn’t>です。

【肯定文】
Tom plays play tennis.
「トムはテニスをする」
【否定文】
Tom does not play tennis.
= Tom doesn’t play tennis.
playにはsがつかない点に注意
「トムはテニスをしない
【肯定文】
My teacher knows the song.
「私の先生はその歌を知っている」
【否定文】
My teacher doesn’t know the song.
= My teacher does not know the song.
knowにはsがつかない点に注意
「私の先生はその歌を知らない

疑問文と答え方

3単現のsがついている動詞を疑問文にするには<Does+【主語】+動詞の原形~?>という形にします。動詞が<原形>である点に注意してください。答え方は<Yes,【主語】+does.><No,【主語】+doesn’t.= No,【主語】+does not.>という形です。

【肯定文】
Tom knows the song.
「トムはその歌を知っている」
【疑問文】
Does Tom know the song?
knowにはsが付かない点に注意!!
ーYes, he does.
ー No, he doesn’t.
※答える際、主語は人称代名詞に変える。
「トムはその歌を知っていますか?」
ー 「はい、知っています」
ー 「いいえ、知りません」

What~?

<What does+【主語】+動詞の原形~?>で「【主語】は何を~しますか?」という意味になる。

Tom likes baseball.「トムは野球が好きだ」
↓baseballをwhatにかえて文頭に出す
↓残りを疑問文の形にして続ける
What does Tom like?
ーHe likes baseball.
「トムは何が好きですか?」
ー「彼は野球が好きです」

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