【中学英文法・高校受験英文法解説】助動詞①（canを使った文）～canの意味と文の作り方～

助動詞とは？

I play tennis.	「私はテニスをする」
I can play tennis.	「私はテニスをすることができる」

上記の<can>は助動詞ですが、<play>とセットになって「～することができる」という意味を付け加えています。このように、動詞にくっついて意味を付け加える言葉を、動詞を意味的に「助けるということで助動詞と呼びます。助動詞は複数ありますが、今回はcan「～することができる」に焦点をあてます。

助動詞の使い方

助動詞は<助動詞+動詞の原形>という形で使います。動詞は必ず原形になる点に注意してください。

He plays tennis.	「彼はテニスをする」
He can play tennis. ※He can plays tennis.とはならない！！	「彼はテニスをすることができる」

canの文の作り方

肯定文

<【主語】+can+動詞の原形+～.>という形で「【主語】は～することができる」という意味です。

Tom plays tennis.	「トムはテニスをする」
↓動詞部分を<can+動詞の原形>にする
Tom can play tennis. ※canの後の動詞は主語に関係なく必ず＜原形＞。Tom can playsとしないよう注意。	「トムはテニスをすることができる」

否定文

<【主語】+助動詞+not+動詞の原形～.>という形にすると否定文「【主語】は～することができない」になります。<can+not>の短縮形は<can’t>もしくは<cannot>です。

【肯定文】 I can play tennis.	「私はテニスをすることができる」
↓canのあとにnotをつける
【否定文】 I can not play tennis. ※can not = cannot = can’t	「私はテニスをすることができない」

【肯定文】 He can run fast.	「私は速く走ることができる」
【否定文】 He can’t run fast.	「彼は速く走ることができない」

【肯定文】 They can come here.	「彼らはここに来ることができる」
【否定文】 They cannot come here.	「彼らはここに来ることができない」

疑問文

<Can+【主語】+動詞の原形～?>という形にすると疑問文「【主語】は～することができますか？」になります。答え方は<Yes, 【主語】+can.><No, 【主語】+can’t.= No,【主語】＋can not(cannot).>です。

【肯定文】 I can play tennis.	「私はテニスをすることができる」
↓【主語】とcanをひっくり返す
【疑問文】 Can you play tennis? ーYes, I can. ーNo, I can’t.	「あなたはテニスをすることができますか？」 ー 「はい、できます」 ー 「いいえ、できません」

【肯定文】 Mary can come here.
【疑問文】 Can Mary come here? ーYes, she can. ーNo, she can’t. ※答える際、主語は人称代名詞に変わります。	「メアリーはここに来ることができますか？」 ー 「はい、できます」 ー 「いいえ、できません」

canの書き換え

canは<be動詞+able+to>という形とほぼ同じ意味です。細かい違いは別の項目で扱います。今はこれら２つは同じ意味だと認識しておいてください。否定文と疑問文はbe動詞の文と同じです。

【肯定文】 I can play tennis. ≒I am able to play tennis.	「私はテニスをすることができる」
【否定文】 I am not able to play tennis.	「私はテニスをすることができない」
【疑問文】 Are you able to play tennis? ーYes, I am. ーNo, I’m not.	「あなたはテニスをすることができますか？」 ー「はい、できます」 ー「いいえ、できません」

【肯定文】 Tom can come here. ≒Tom is able to come here.	「トムはここに来ることができる」
【否定文】 Tom isn’t able to come here.	「トムはここに来ることができない」
【疑問文】 Is Tom able to come here? ーYes, he is. ーNo, he isn’t.	「トムはここに来ることができますか？」 ー「はい、できます」 ー「いいえ、できません」

慣用表現

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