【中学英文法・高校受験英文法解説】現在完了③~完了・結果用法の意味と文の作り方~

現在完了[完了・結果]「~したところだ/~してしまった」

I have just finished my homework.「私はちょうど宿題を終えたところだ
She has lost the key.「彼女は鍵を失くしてしまった

現在完了のニュアンスは<過去の出来事が現在につながっている>です。上の例文①は「過去に始めた宿題が、今終わった」という意味で、例文②は「過去に鍵を失くして、今もそのままない状態が続いている」という意味で、過去が現在につながっています。過去形と区別してみましょう。

【過去形】
She lost the key.
「彼女はその鍵をなくした
【現在完了形】
She has lost the key.
「彼女はその鍵をなくしてしまった

【過去形】の例文では、失くした鍵が今もないままかどうかは判断できません。一方、【現在完了形】の例文では、今もないままであることが分かります。現在完了は過去形や現在形とは全く異なり、過去でも現在でもなく、<過去に起こったことが現在につながっている>ということを表します。日本語の「失くした」と「失くしてしまった」からは判断は不可能なので、日本語ではなく上記のルールを理解しておく必要があります。

完了結果「~したところだ/~してしまった」の現在完了とよくいっしょに使われる語句

現在完了形の意味は「(ずっと)~している[継続]」「~したことがある[経験]」「~したところだ・~してしまった[完了・結果]」の3つでしたが、以下の語句が文中にある場合は「~したところだ・~してしまった[完了・結果]」という訳をあてはめるとうまくいきやすいです。

〇 already「(肯定文で)もう、すでに」 

〇 just「ちょうど」

〇 now「今」   

〇 yet「(否定文で)まだ/(疑問文で)もう」※基本的に文末に置く

〇 just「ちょうど」    

I have already finished the work. 「私はすでに仕事を終えてしまっている」
I have not finished the work yet. 「私はまだ仕事を終えていない
Have you finished the work yet? 「あなたはもう仕事を終えましたか?」
She has just come here. 「彼女はちょうどここに来た」

否定文

【主語】+have+not+過去分詞~yet.>とすると否定文になります。基本的にはyet「まだ」を付けます。<have+not>の短縮形は<haven’t>、<has not>の短縮形は<hasn’t>です。

I haven’t finished my homework yet.「私はまだ宿題を終えていない
She hasn’t come yet.「彼女はまだ来ていない

疑問文

<Have+【主語】+過去分詞~yet?>とすると疑問文になります。基本的にはyet「もう」を付けます。答え方は<Yes, 【主語】+have(has).><No,【主語】+haven’t(hasn’t).><No, not yet.「いいえまだです」>です。

Have you finished your homework yet?
ーYes, I have.
ーNo, I haven’t./No, not yet.
「あなたはもう宿題を終えましたか?」
ー「はい、終えました」
ー「いいえ、まだです」
Has she come yet?
ーYes, she has.
ーNo, she hasn’t./No, not yet.
彼女はもう来ましたか?」
ー「はい、来ました」
ー「いいえ、まだです」

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