現在完了[完了・結果]「~したところだ/~してしまった」
I have just finished my homework. | 「私はちょうど宿題を終えたところだ」 |
She has lost the key. | 「彼女は鍵を失くしてしまった」 |
現在完了のニュアンスは<過去の出来事が現在につながっている>です。上の例文①は「過去に始めた宿題が、今終わった」という意味で、例文②は「過去に鍵を失くして、今もそのままない状態が続いている」という意味で、過去が現在につながっています。過去形と区別してみましょう。
【過去形】 She lost the key. | 「彼女はその鍵をなくした」 |
【現在完了形】 She has lost the key. | 「彼女はその鍵をなくしてしまった」 |
【過去形】の例文では、失くした鍵が今もないままかどうかは判断できません。一方、【現在完了形】の例文では、今もないままであることが分かります。現在完了は過去形や現在形とは全く異なり、過去でも現在でもなく、<過去に起こったことが現在につながっている>ということを表します。日本語の「失くした」と「失くしてしまった」からは判断は不可能なので、日本語ではなく上記のルールを理解しておく必要があります。
完了結果「~したところだ/~してしまった」の現在完了とよくいっしょに使われる語句
現在完了形の意味は「(ずっと)~している[継続]」「~したことがある[経験]」「~したところだ・~してしまった[完了・結果]」の3つでしたが、以下の語句が文中にある場合は「~したところだ・~してしまった[完了・結果]」という訳をあてはめるとうまくいきやすいです。
〇 already「(肯定文で)もう、すでに」
〇 just「ちょうど」
〇 now「今」
〇 yet「(否定文で)まだ/(疑問文で)もう」※基本的に文末に置く
〇 just「ちょうど」
I have already finished the work. | 「私はすでに仕事を終えてしまっている」 |
I have not finished the work yet. | 「私はまだ仕事を終えていない」 |
Have you finished the work yet? | 「あなたはもう仕事を終えましたか?」 |
She has just come here. | 「彼女はちょうどここに来た」 |
否定文
<【主語】+have+not+過去分詞~yet.>とすると否定文になります。基本的にはyet「まだ」を付けます。<have+not>の短縮形は<haven’t>、<has not>の短縮形は<hasn’t>です。
I haven’t finished my homework yet. | 「私はまだ宿題を終えていない」 |
She hasn’t come yet. | 「彼女はまだ来ていない」 |
疑問文
<Have+【主語】+過去分詞~yet?>とすると疑問文になります。基本的にはyet「もう」を付けます。答え方は<Yes, 【主語】+have(has).><No,【主語】+haven’t(hasn’t).><No, not yet.「いいえまだです」>です。
Have you finished your homework yet? ーYes, I have. ーNo, I haven’t./No, not yet. | 「あなたはもう宿題を終えましたか?」 ー「はい、終えました」 ー「いいえ、まだです」 |
Has she come yet? ーYes, she has. ーNo, she hasn’t./No, not yet. | 「彼女はもう来ましたか?」 ー「はい、来ました」 ー「いいえ、まだです」 |