【中学英文法・高校受験英文法解説】未来の表し方~willとbe going toを使った文~

ここまでの学習で<現在>と<過去>を表す形を学んできました。ここでは<未来>を表すにはどうするかを学習していきます。

未来の表し方

過去を表す場合は動詞を過去形にしました。それに対して<未来>を表す場合は、動詞の部分を<will+動詞の原形><be動詞+going to+動詞の原形>という形にします<will>は「~するつもりだ/~するだろう」、 <be動詞+going to+動詞の原形> 「~するつもりだ/~する予定だ」です。細かい違いはありますが、現段階ではほぼ同じと捉えてください。

willを使った文の作り方

willは助動詞で学習済み助動詞canと同じ使い方です。

肯定文

<【主語】+will+動詞の原形~.>という形で未来 「【主語】は~するつもりだ/~するだろう」 を表します。canと同じく、willの後の動詞も必ず原形になる点に注意してください。

【現在時制】
I play tennis.
「私はテニスをする」
↓playを<will+動詞の原形>にする
【未来時制】
I will play tennis tomorrow.
「私は明日テニスをするつもりだ
【現在時制】
He studies English.
「彼は英語を勉強する」
↓studiesを<will+動詞の原形>にする
【未来時制】
He will study English today.
willの後の動詞は必ず原形He will studiesという形にしないように注意
「彼は今日、英語を勉強するつもりだ
【現在時制】
You are a doctor.
「あなたは医者である」
↓areを<will+動詞の原形>にする
【未来時制】
You will be a doctor.
※be動詞の原形は<be>
「あなたは医者になるだろう
【現在時制】
Tom and Mary are happy.
「トムとメアリーは幸せだ」
【未来時制】
Tom and Mary will be happy.
「トムとメアリーは幸せになるだろう

否定文

<主語+will not+動詞の原形~.>という形にすると否定文 「~するつもりはない/どうしても~しない」 になります。ここでも<動詞の原形>になる点には注意しておきましょう。<will not>の短縮形は<won’t>です。

【肯定文】
He will play tennis.
「彼はテニスをするつもりだ」
↓willの後にnotをつけると否定文になる
【否定文】
He will not play tennis.
= He won’t play tennis.
He will not playsとしないよう注意
「彼はテニスをするつもりではない
【肯定文】
Tom and Mary will study English.
「トムとメアリーは英語を勉強するつもりだ」
↓willの後にnotをつけると否定文になる
【否定文】
Tom and Mary will not study English.
= Tom and Mary won’t study English.
「トムとメアリーは英語を勉強するつもりではない
【肯定文】
You will be a doctor.
「あなたは医者になるだろう」
【否定文】
You will not be a doctor.
= You won’t be a doctor.
「あなたは医者にならないだろう
【肯定文】
Tom and Mary will be happy.
「トムとメアリーは幸せになるだろう」
【否定文】
Tom and Mary will not be happy.
= Tom and Mary won’t be happy.
「トムとメアリーは幸せにならないだろう

疑問文

<Will+【主語】+動詞の原形~?>という形で疑問文「~するつもりですか?/~するだろうか?」になります。答え方は<Yes,【主語】+will.><No,【主語】+will not(won’t).>という形になります。

【肯定文】
I will play tennis.
「私はテニスをするつもりだ」
↓主語とwillをひっくり返すと疑問文になる
【疑問文】
Will you play tennis?
ーYes, I will.
ーNo, I won’t.
「あなたはテニスをするつもりですか?」
ー 「はい、するつもりです」
ー 「いいえ、するつもりではありません」
【肯定文】
Tom and Mary will study English.
「トムとメアリーは英語を勉強するつもりだ」
【疑問文】
Will Tom and Mary study English?
ーYes, they will.
ーNo, they won’t.
※答える際は主語を人称代名詞にする
「トムとメアリーは英語を勉強するつもりですか?」
ー 「はい、そうです」
ー 「いいえ、そうではありません」
【肯定文】
I will be a doctor.
「私は医者になるつもりだ」
【疑問文】
Will you be a doctor?
ーYes, I will.
ーNo, I won’t.
「あなたは医者になるつもりですか?」
ー 「はい、そうです」
ー 「いいえ、そうではありません」
【肯定文】
Tom and Mary will be happy.
「トムとメアリーは幸せになるだろう」
【疑問文】
Will Tom and Mary be happy?
ーYes, they will.
ーNo, they won’t.
※答えるときは主語を人称代名詞にする 
「トムとメアリーは幸せになるだろうか?」
ー 「はい、なります」
ー「いいえ、なりません」

疑問詞を使った疑問文

ここまでと同じく、疑問詞を使う場合、疑問詞が主語になるパターンとならないパターンがあります。になります。疑問詞が主語にならないパターンの答え方は<【主語】+will.>です。

【疑問詞が主語にならないパターン】

<疑問詞+疑問文の語順~?>とします。

Where will he go?
ーHe will go to Tokyo.
「彼はどこに行くつもりですか?」
ー 「彼は東京に行くつもりです」
What will Tom and Mary study?
ーThey will study English.
疑問詞の後は疑問文の語順になる
「トムとメアリーは何を勉強するつもりですか?」
ー 「彼らは英語を勉強するつもりです」

【疑問詞が主語になるパターン】

<疑問詞+動詞~?>となります。答え方は<【主語】+will.>です。

Who will make dinner?
ーI will.
ーMy sister will.など
誰が夕食を作りますか?」
ー「私がやります」
ー「姉(妹)がやります」

未来を表す表現

以下の語句はwillといっしょに出てきやすいです。

・ tomorrow「明日」

・ the day after tomorrow「明後日」

・ next~「次の~」(next year「来年」/next week「来週」など)

・ in~「~後に/~すると」(in three years「3年後に」/in two days「2日すると」)

be going to+動詞の原形

<will>は<be動詞+going+to>という形で書き換えることができます。細かいニュアンスの違いはありますが、ここでは同意表現と考えておいてください。

I will play tennis.
≒ I am going to play tennis.
「私はテニスをするつもりだ」
He will study English.
≒ He is going to study English.
「彼は英語を勉強するつもりだ」
Tom and Mary will go to the park.
≒ Tom and Mary are going to go to the park.
「トムとメアリーは公園に行くつもりだ」

否定文と疑問文の作り方はbe動詞の文と同じです。

I am going to play tennis. 「私はテニスをするつもりだ」
【否定文】
I’m not going to play tennis.
「私はテニスをするつもりではない」
【疑問文】
Are you going to play tennis?
ーYes, I am.
ーNo, I’m not.
「あなたはテニスをするつもりですか?」
ー「はい、そうです」
ー「いいえ、違います」

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