【中学英文法・高校受験英文法解説】等位接続詞~and・or・but・soの使い方~

接続詞には<等位接続詞>と<従属接続詞>の2種類があります。ここでは<等位接続詞>を見ていきます。

等位接続詞

等位接続詞とは?

ここではand「そして/と」, or「それとも/あるいは」, but「しかし」, so「だから」の4つの等位接続詞を学習します。他にももう少しありますが、別の項目で詳しく扱うので、ここではこれら4つを覚えてください。「等位=位が等しい」ということで、働きが等しいもの同士を結ぶことになります。

〇 and「そして/~と…」

〇 or「あるいは/それとも/~か…」

〇 but「しかし」

〇 so「だから」

I know John and Mary.
「私はジョンメアリーを知っている」
※andはJohnとMaryという名詞同士を結んでいる
I play tennis and listen to music.
「私はテニスをして、そして音楽を聴く」
※andはplay tennisとlisten to musicという動詞同士を結んでいる
Are you happy or sad?
「あなたは幸せですか、それとも悲しいですか?」
※or「それとも」happyとsadという形容詞同士を結んでいる。
He is tired but he looks happy.
「彼は疲れている。しかし幸せそうに見える」
※but「しかし」はhe is tiredとhe looks happyという文同士を結んでいる

等位接続詞を含むよく出てくる表現①

both A and B「AとBの両方」

Both Tom and Mary are doctors.  
「トムとメアリーの両方とも医者です」
I know both Tom and Mary.
「私はトムとメアリーの両方を知っている」

either A or B「AかBのどちらかひとつ」

Either Tom or Mary can come. 
「トムかメアリーのどちらか一人が来れる」
I need either Tom or Mary
「私はトムかメアリーのどちらか一人を必要

neither A nor B「AもBもどちらも~ない」

Neither Tom nor Mary can come.
「トムもメアリーもどちらも来れない」
I need neither Tom nor Mary.
「私はトムもメアリーもどちらも必要としていない」

not A but B「AではなくB」

Not Tom but Mary can come.  
「トムではなくメアリーが来ることができる」
I need not Tom but Mary.  
「私はトムではなくメアリーを必要としている」

not only A but (also) B「AだけでなくBも」

Not only Tom but (also) Mary can come.  
「トムだけでなくメアリーも来ることができる」
I need not only Tom but (also) Mary.    
「私はトムだけでなくメアリーも必要としている」

等位接続詞を含むよく出てくる表現②

命令文~ and….「~しなさい。そうすれば…」

Hurry up, and you can catch the train. 
「急ぎなさい、そうすれば電車に間に合うことができる」

※andの後には「電車に間に合う」のようなプラスのニュアンスの内容がくる

命令文~ or….「~しなさい。さもないと…」

Hurry up, or you can’t catch the train.  
「急ぎなさい、さもないと電車に間に合うことができない」

※orの後には「電車に間に合わない」のようなマイナスのニュアンスの内容がくる

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