【中学英文法・高校受験英文法解説】従属接続詞①~最初に覚えておくべき9つ~

接続詞は<等位接続詞>と<従属接続詞>に大きく分かれます。<従属接続詞>は量が多いので、2回に分けて学習していきます。

従属接続詞の形

<等位接続詞>は、例えば<Tom and Mary>の<Tom>と<Mary>のように、働きが同じもの同士を結ぶというものでした。それに対して従属接続詞は<接続詞+主語+動詞~>という形で、主に副詞(名詞以外を修飾する)の働きになります。具体的に言うと、以下のような文の形になります。ちなみに<接続詞+主語+動詞~>のような<主語+動詞>を含む2語以上のかたまりを<節>と言います。

<従属接続詞+主語①+動詞①~>, 主語②+動詞②….

≒ 主語②+動詞②…<従属接続詞+主語①+動詞②~> .

※1つ目のタイプの、間にあるコンマ(主語②の前のコンマ)はあってもなくてもよい 

※<従属接続詞+主語①+動詞①~>は、主語②+動詞②の前と後どちらにでも置くことができる

主な従属接続詞

ここでは以下の9つを覚えてください。

because+主語+動詞~「~なので」

私は疲れていたので、早く寝た」
Because I was tired, I went to bed early.
<because+主語①+動詞①~>, 主語②+動詞②….
≒ I went to bed early because I was tired.
主語②+動詞②…<because+主語①+主語①~> .
※特に2つ目の文を「私は早く寝たので疲れていた」と逆に訳さないよう注意

when+主語+動詞~「~するとき」

彼が帰ってきたとき、私は本を読んでいるところだった」
When he came home, I was reading a book.
<when+主語①+主語①~>, 主語②+動詞②….
≒ I was reading a book when he came home.  
主語②+動詞②…<when+主語①+動詞①~>.

if+主語+動詞~「もし~するなら」

もし明日雨が降ったら、私は家にいる」
If it rains tomorrow, I will stay home.   
<if+主語①+動詞①~>, 主語②+動詞②….  
≒ I will stay home if it rains tomorrow.  
主語②+動詞②…<if+主語①+動詞①~>.

 

though+主語+動詞~「~だけれども」※though = although

疲れていたけれど勉強した」
Though I was tired, I studied.        
<though+主語①+動詞①~>, 主語②+動詞②….
≒ I studied though I was tired.   
主語②+動詞②…<though+主語①+動詞①~> .
※特に2つ目の文を「私は勉強したけれども疲れていた」と逆に訳さないよう注意

as soon as+主語+動詞~「~するとすぐに」

東京に着くとすぐに、私は息子に電話した」
As soon as I arrived in Tokyo, I called my son.       
<as soon as+主語①+動詞①~>主語②+動詞②….
≒ I called my son as soon as I arrived in Tokyo.  
主語②+動詞②…<as soon as+主語①+動詞①~>.

before+主語+動詞~「~する前に」

私は食べるまえに手を洗った」
Before I ate, I washed my hands.   
<before+主語①+動詞①~>主語②+動詞②….
≒ I washed my hands before I ate.          
主語②+動詞②…<before+主語①+動詞①~>.

after+主語+動詞~「~した後」

「私はテレビを観た後に寝た」
After I watched TV, I went to bed.  
<after+主語①+動詞①~>主語②+動詞②…. 
I went to bed after I watched TV.     
主語②+動詞②…<after+主語①+動詞①~>.

while+主語+動詞~「~している間」

私がテレビを観ている間に彼が到着した」
While I was watching TV, he arrived.        
<while+主語①+動詞①~>主語②+動詞②….
≒ He arrived while I was watching TV.  
主語②+動詞②…<while+主語①+動詞①~>.

till(until)+主語+動詞~「~するまでずっと」※till = until

彼が来るまで私たちは待ちます」
Until he comes, we’ll wait.  
<until(till)+主語①+動詞①~>主語②+動詞②….
≒ We’ll wait until he comes.        
主語②+動詞②…<until(till)+主語①+動詞①~>.

<時><条件>を表す副詞のかたまりの中は未来のことでも現在形

<when+主語+動詞~>や<if+主語+動詞~>は副詞の働きをするかたまりですが、その場合は<動詞>は未来のことでも<will+動詞の原形>とはせずに<現在形>にするというルールがあります。

When she comes to Japan, I will show her around.
※「来る」のは未来だが、形は現在形。
「彼女が日本に来るとき、私は彼女を案内します」
If it rains, I won’t go out.「もし雨が降ったら、私は外には出ません」
I will visit the temple before I leave Kyoto.「私は京都を去る前にその寺を訪れます」
He will call you as soon as he arrives there.「彼はそこに着くとすぐにあなたに電話するつもりです」

等位接続詞を使った慣用表現(おさらい)

命令文~ and….「~しなさい。そうすれば…」

Hurry up, and you can catch the train.「急ぎなさい、そうすれば電車に間に合うことができる」
= If you hurry up, you can catch the train. 「もし急いだら、電車に間に合うことができる」

※andの後には「電車に間に合う」といったプラスのニュアンスの内容がくる

命令文~ or….「~しなさい。さもないと…」

Hurry up, or you can’t catch the train. 「急ぎなさい、さもないと電車に間に合うことができない」
= If you don’t hurry up, you can’t catch the train.   「もし急がなければ、電車に間に合うことができない」

※orの後には「電車に間に合わない」といったマイナスのニュアンスの内容がくる

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